2025.08.21 ニュース モダナイゼーション自動化ソリューション「CopilotGo」を提供開始


COBOLを可視化し、ピュアJavaに変換。設計書生成、現新比較もカバー
「ITの力で、感動と幸せを創造する。」をミッションとする六元素情報システム株式会社は、2025年8月21日、レガシーシステムをモダナイズする際のいわゆる「JaBOL」問題を解決する、革新的なモダナイゼーション自動化ソリューション「CopilotGo」を提供開始しました。
レガシーシステムを使い続けると12兆円*の損失が生じるとされる「2025年の崖」問題に面し、モダナイゼーションに取り組む企業も少なくありません。しかし、せっかく変換ツールを利用してリライトしたのにもかかわらず、COBOLの手続き型を踏襲したJavaコードが生成されてしまう「JaBOL」問題においては、COBOLとJavaの両方に知見があるエンジニアが必要になり保守コストが上がるといった、新たな課題が生まれています。
*経済産業省「DXレポート」2018に基づく。
六元素のモダナイゼーション自動化ソリューション「CopilotGo」は、現行のレガシーシステムの構造を可視化し、変換先となるJavaの設計書を自動生成、ピュアJavaへと変換できるモダナイゼーションツールです。現場のニーズから生まれた実践的なツールであり、柔軟なカスタマイズにも対応しています。金融系システム開発を担っているからこそ把握できる現場のニーズに応えました。
「CopilotGo」でできること
レガシーシステムを可視化して、全体像を把握
入出力ファイルやテーブル一覧などの設計情報・メトリクスを自動で抽出。従来は困難だった全体像の把握ができるようになり、レガシーシステムの設計や分析を効率化します。
-
CopilotGoの画面
-
関係図も表示
プログラム仕様書を自動生成
プロジェクトごとに最適なシステム構成・方式でプログラム仕様書を自動生成。設計の標準化と文書化を促進し、保守性・エンハンスを高めます。
-
成果物一覧
-
自動生成されたAPI項目定義
可読性の高いピュアJavaへ自動変換
COBOL資産を可読性の高いピュアJavaソースに自動変換。Spring Bootベースの開発に適した構造へと変換し、脱JaBOLを実現します。
現新比較も自動化ツールでサクサク
六元素の提供するテスト自動化ツール「ATgo」による現行システムとの自動比較を行うことで、変換の正確性を検証。安心して移行できる高品質なモダナイズを実現します。
-
ソース生成の例
-
ソースコード変換のイメージ
-
テスト自動化ツール「ATgo」の比較検証結果画面
「CopilotGo」の特長
脱COBOL・脱JaBOL Spring Bootベースのモダンなコード生成
従来の機械的なJaBOL変換ではなく、オブジェクト指向のアーキテクチャに基づき、Spring Boot形式のJavaコードを自動生成します。
AIによるハルシネーションなし 独自モデルで正確性を確保 <特許出願中>
精度と信頼性を優先するため、外部LLMではなく独自モデル・アルゴリズムでソースコードの変換・可視化を実現。そのため、同じインプットで別の成果物が出るということはありません。処理結果の根拠が明確で、安心して運用できます。
現行分析からテスト自動化まで幅広く効率化
COBOLソース可視化からピュアJava変換、詳細設計書の生成、テスト自動化まで一連の工程をトータルサポートします。リライトだけでなく、リビルドやリドキュメントでも活用可能です。
全ての生成ソースを公開 ベンダーロックフリー
ご希望の処理方式で作成する共通部品も含めて、生成されるコード全てを提供します。ブラックボックス化や外部依存を防ぎ、移行後の柔軟なカスタマイズと長期安心運用が可能に。
ヒアリング、事前PoC評価、適用可否評価などのお問い合わせは、問い合わせ種別「CopilotGoについて」を選択の上、下記フォームからお問い合わせください。
https://www.rgsis.com/contact